IoTセンサ

加速度センサ

物体の加速度を検知するセンサです。加速度とは、単位時間あたりの物体の移動速度の変化率のことです。
直線の動きを測ることができ、1つの軸の加速度を計測するものから、X軸、Y軸、Z軸の3つの軸を計測できるものがあります。
加速度を計測すると、物体の動きを検出することができるため、衝撃や傾き・振動を検知するのに使われます。
身近なものでは、ゲームのコントローラーやスマートフォンにも内蔵されています。
IoTでは、機械に取り付けて振動を読み取ることで動作情報を収集することや、自動車などの自動運転に活用されています。

クランプセンサ

電流出力(4mA~20mA)の計装機器をクランプセンサで検知し、推定電流値を計測する事で現行のメータを変更することなく、遠隔で確認できる無線化(IoT化)に行う事が出来ます。
無線化が難しい既存の空調機器、温度計測器、湿度計測器、出力計などで電流出力があるものに対応。

ジャイロセンサ

物体の回転速度や向き・傾きを検知するセンサです。角速度センサとも呼ばれています。
加速度センサと用途が似ていますが、加速度センサでは測定できなかった回転運動を検出することができるのが大きな特徴です。
身近なものでは、カメラの手ブレ補正やVRゲーム機などに使われています。また、二足歩行ロボットや人工衛星の姿勢制御の分野でも使われます。
ジャイロセンサは、直線の動きを測ることはできないため、加速度センサと組み合わせて使われることもあります。

温度センサ

温度を測るセンサです。対象物に直接触れて温度を測る接触型のもの・対象物に触れずに温度を測る非接触型のものの2つがあります。
設定した時間ごとに計測してデータを送信することや記録を残すこともできます。
IoTとして活用すると、離れた場所からでも温度の管理をすることができるようになるため、距離の離れた場所や日常的に計測に行くのが難しい場所、複数の場所の温度管理に導入すると便利です。

湿度センサ

湿度を測るセンサです。温度センサと同じように、設定した時間ごとの計測やデータの送信・記録ができます。
湿度を測るセンサには、温度センサと合わさった「温湿度センサ」というものもあります。温度・湿度の両方を測りたい場合は、こちらを使用することで設置の手間やスペースを減らすことができます。

気圧センサ

圧力を測るセンサのうち、大気圧を測るセンサを気圧センサと呼びます。
気圧は高度によって変わるので、気圧を測定することで高度を算出することもできます。高精度なセンサを使うと、わずかな気圧の変化も正確に測定することができるため、階段の段差のような小さな高度の差を数値で確認することも可能です。
また、気圧計と比べて、センサは小型で軽量なため、身に着けるものやドローンなどに取り付けることもできます。

重量・歪みセンサ(重量計測用 10g~10kg)

物体に外力を加えた時に生じる変形(伸び・縮み・ねじれなど)を測定して、対象物の重さを算出するセンサです。
ひずみゲージという呼び方もあります。
電子体重計や電子はかりに使用されることが多いですが、安価で構造が簡単なのに高精度なため、応用した活用が可能です。

光センサ(カラーセンサ)

光を検知するセンサです。目に見える光(可視光)以外にも、紫外線や赤外線など、目に見えない光を検知することも可能です。
可視光を検知するセンサは、主に光の強弱や断続を測定します。
光の強弱や断続を測定すると、物体の存在や動きを検出することができるため、自動ドアなどに使われる人感センサにも応用されています。
また、対象物に光を当て、反射してくる光を測定することによって、対象物の色を検知するカラーセンサも光センサの仲間です。

距離センサ(レーザー)

レーザーを対象物にむけて照射し、反射光がセンサに戻ってくるまでの時間を算出することで距離を測定するセンサです。
光の他に、超音波を使用して距離を測るセンサもあります。超音波センサには、対象物の色や材質の影響を受けにくいというメリットがありますが、測定できる距離が短いため、長い距離を測りたい時はレーザーセンサを使用します。

ライントレースセンサ(白黒検知)

床面に描かれたラインを検知するためのセンサです。このセンサをロボットに搭載することで、ライン通りに動かすことができます。
床とは違う色で描かれたラインを、光センサを利用して読み取ることで、ラインに沿って動くことができるという仕組みです。
ネットワークを利用した遠隔操作と組み合わせて、コースアウトした時は手動の操作に切り替えることにより、現場監督者がいなくても正確なライン走行を行わせることが可能です。

GPS(Global Positioning System)

人工衛星を複数個使用した位置測位システムのことです。打ち上げられた複数の衛星のうち、4つ以上の衛星からの信号を受信し、受信機と衛星の距離を算出することで、現在位置がわかるという仕組みです。日本語では全地球測位システムといいます。
もともとは、アメリカによって軍事用に開発されていましたが、現在は民生用として無料で開放されており、誰でも簡単に使用することができます。
また、アメリカ以外の国も、GPSを補助し位置情報の精度を上げるための人工衛星を使用しています。日本では、2018年から「みちびき」という人工衛星の運用が始まりました。「みちびき」対応機器を使用することで、従来より精度の高い位置情報を得ることができます。
IoT活用事例としては、配送荷物の追跡やタクシーの配車サービスにGPSが使用されています。

弊社で開発したオリジナルボードで各センサ対応可能

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